車と見栄「貧乏人だと? くそ、見返してやる!」笑

ドイツ車、とくに5シリーズやQ7に乗り始めて、思うことがあります。

前回も書きましたが、街で「格好いい」と言われる機会が多くなって、なんだか嬉しいなあと。

こんなことは今までにありませんでした。

 

街で「格好いいですね」と言われたランキング

自分が乗ってる車って街でも見ても格好良いんですよね。

街で見かけるアウディA1、A3、TT、Q5、Q7、そしてBMWの5シリーズも格好いいです。

実際、自分も「格好いい」と思ったからこそ、Q7も5シリーズ(F10型)も購入したわけですが。

なので誰が乗っていても、どこで見ても格好良く見えるに決まってます。

 

ところでQ5もQ7も「格好いいですね」と言われたことはありますが、

BMWの5シリーズの時の方が圧倒的にその数が多かったんです。

まあ、5シリーズはモデルチェンジして間もなかったからって理由もあるのかもしれません。

でも、やっぱりBMWは車好きの人から見ると別格なのかなあと思ったりします。

でもそういうことを考えるって事は、やっぱり「見栄」みたいなものが自分の中にあるのかなって思いました

 

今思うと AUDI Q5は見栄で買っちゃったのかな?

最初にQ5を買おうと思ったきっかけは、妻方の親族がみんな外車などの高級車に乗ってたことでした。

妻が実家に帰った時に近所のセレブ婆さんから「スズキ(エスクード)じゃちょっとねー。」

と言われたと妻から聞いたとき、少なからず「恥をかかしたらいかん。」と思いましたし。苦笑

(ま、それを言ったのは前回のブログで登場した大富豪の方ですから、感覚が一般人と違うんですけどね。汗)

 

それで、はじめての外車「Audi Q5」を購入したわけです。

・・・、まあ、ようするに、これって「見栄」ですよね。。。

見栄ってのは、「見かけ」「体裁」という意味ですからね。苦笑

 

もちろん自分的にはエスクードも全然よかったんですけどね。

当時は街でエスクードを見かけると格好いいなあと思いましたし。

ていうか、街で見かけて格好いいなと思ったから購入したのも理由の1つです。

とくに自分の購入したヘリーハンセン仕様は最高でしたね。

 

家が貧乏で車はいつも数年落ちの中古車

で、車と見栄の話で思い出すのは、高校卒業してしばらくしてからの話です。

1つ目の大学を1年で中退した時。

本当に行きたい大学に入るため、受験勉強をしていました。

経済的事情で予備校には通えないので、自宅浪人をしていました。

 

実家はそんなに裕福でなく、母親はいつも「うちは貧乏なんだから贅沢なんかできない」ってずっと言ってました。

そんな状況なのに大学を中退するって何を考えてるんだ?と言われそうですが、実は、

大学は国公立だったので授業料の全額免除制度があったのです。

おまけに奨学金も出るので、親にあまり負担を掛けずに大学に行けたんです。

そんな状況でも親ってすごいですね、「夏冬だけでも予備校に行ったらどうか」と言ってくれましたが、

経済的に厳しいのを知ってましたから拒否して家で勉強していたのです。

 

そんな我が家でしたから、ウチの実家の愛車は、いつも5年オチくらいの中古車でした。

艶(つや)のない見るからにポンコツ車に、ウチの両親は乗っていました。苦笑

 

オーバーヒートする車に乗ったことありますか?

とくに昭和50年代、僕が保育園とか小学校の低学年くらいの頃の車は、これまたポンコツで、

たびたびオーバーヒートする「スバルR2」に乗ってた記憶があります。

 

オーバーヒートって今どきの人は体験したことないんじゃないでしょうか。

エンジンが熱くなりすぎて、エンストしちゃう現象です。笑

 

あと、なぜか車の床に小さな穴があいていて、走っている時にその穴からガムとか、

ジュースを流したりして親にすごく怒られた記憶があります。

 

また、家族4人で乗っててオーバーヒートした時は子供ながらに、

そのハプニングが楽しかった思い出がありますけどね。笑

まあそれくらいポンコツだった車なのですが。

ただ、両親も車には全く興味なく、「走れば良い」という考えでしたし、

自分も当時はポンコツなんて思ってなかったですし、そもそも全く気にしてなかったのです。

 

カ◎ーラ・ロイヤルサルーン

で、その自宅で浪人をしていた当時です。

10代の終わり、友達はみんな大学に行ったり就職したりで、青春していないのは「オレだけ」状態でした。

で、たまに深夜に友達に呼ばれて遊びに行く時は、親のポンコツのトヨタのカ◎ーラにのって出掛けて行ったのです。

 

どんな車かというと、今の自分では怖くて乗れないバリバリのマニュアル車です。

そうです、うちの両親は二人ともマニュアル車じゃないと怖くて運転ができない昔の人なんです。

 

さらに当時の車でも珍しくハンドルは超超超重くて(オモステ)、

長距離を乗った日は、かなりの筋肉痛になるくらいの重さです。(これ本当の話です)

車輪とハンドルが直結してるんじゃないのか?と思うほど異様に重かったのを覚えています。

(って、直結してたのかな?)

 

でも、さすがに当時はみんなスープラや180、シルビア、セダンなら、マーク2、セドリックなど、

いい車に乗っていましたから、ちょっと恥ずかしかった記憶があります。

とはいえ自分の性格として、コンプレックスを笑いにするタイプなので、敢えて

「カ◎ーラ・ロイヤルサルーン」

とポンコツカ◎ーラに命名し、堂々とセリカやクラウンに乗る友達のところへ乗りつけていました。

友達もふざけて「今から出かけるからオマエは親のロイヤルサルーンで来いや。」などと、

そんな感じでコンプレックスなどモノともせず、楽しんでいました。

 

「カ◎ーラは貧乏人が乗る車」だそうで…(超・激怒)

そんなことをしている時、中学時代から仲の良かった友達(Aくん)が遊びに来ました。

中学までは仲が良かったのですが、別々の高校に入ってから疎遠になり、かろうじて遊ぶ程度になってしまった友達がいました。

で、ある時、そのA君と一緒に共通の友達のB君が自分の家に遊びに来た時のことです。

 

かつてより、「超・重ステ」と評判だったカ◎ーラの話題になり、

B君が我が家のカ◎ーラロイヤルサルーンに乗ってみたいと言ってきました。笑

 

実は親に「事故になったら保険が効かないから他人には決して運転させるな。」

といわれてたのを思い出して、断っちゃったんです。

まあ、それだったら友達本人の保険を使えばいいと思うんですが、

保険のことを良く知らないので、冗談っぽく

「ロイヤルサルーンには早々簡単に乗せる訳にはいかない。」

などとわざともったいぶって言った記憶があります。

そしたらBくんは、「えー、うそー、乗ってみたいなあ。」と笑いながら言っていたんですが、Aくんが真顔で一言。

「ちっ、カ◎ーラなんて貧乏人が乗る車やん。」

と本気で不機嫌になり、

B君も自分も2人で固まってしまいました。。。。

 

いまだに記憶に残るショックな一言だった

いやー、面と向かって「貧乏人」と言われたのは、生まれて初めて、いや「最初で最後」だったと思います。

これって、自分がバカにされたって言うか、親がバカにされたってことですからね。

かなり腹が立ちましたし、心に深い衝撃が残りました。

 

まあ、高校の時に金持ちのボンボンに 「オマエはいつもカネがないよな?」と小バカにされたことがありましけど。

その時も親を馬鹿にされた気持ちになったので、かなりムッときまして、笑いながら思い切り腹をヒザ蹴りしてやりました。

自分が言うならまだしも、他人に親のことを言われると、すごく腹が立ちますよね。

 

結局その後、気まずくなって別の話題になり車の話は終わったのですが、

自分の親をすごくバカにされた気がして、酷く落ちこみました。

Aくんは今どうしているか知りませんが、それ以来、2度と会ってませんねー。

 

でも、そういうのがバネになるってのもありますよね。

あの時、あんなこと言われたなあ、見返してやるぞ!あいつにだけは負けない!って思えますからね。

ふと、そういう嫌な思い出を思い出すときもありますが、でも今は幸せだからいいやって、そう思います。

 

 

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